協和医科ＨＤ 来夏めどに群馬・太田の同業者買収

10月30日8時16分配信 フジサンケイ　ビジネスアイ
静岡県を中心とした東海地域で医療機器を卸売り販売する協和医科ホールディングス（静岡市清水区）は、北関東が地盤の同業者、栗原医療器械店（群馬県太田市）の全株式を来年７月をめどに取得し、完全子会社化する。協和医科ＨＤの子会社、協和医科器械と栗原医療器械店は２００７年７月に、経営資源を相互に活用して経営基盤を強化するために業務提携している。現在、協和医科器械で開発した在庫管理システムを栗原医療器械店を通じて販売するなどの成果を上げている。
業務提携後、医療制度改革による診療報酬改正に伴って特定保険医療材料の価格が引き下げられたほか、医療機関でもコスト削減のための医療機器の共同購入などが進み、医療機器ディーラーを取り巻く環境は厳しくなっている。
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