ヤマトHD、通期営業利益予想を600億円に上方修正=宅急便個数増

ヤマトホールディングス=2010年3月期通期の連結業績予想を、営業収益1兆2100億円(従来予想1兆2270億円)、営業利益600億円(585億円)、純利益320億円(315億円)に修正した。下期も経費削減施策を継続するとともに、近距離輸送など比較的低コストの荷物を増やし、収益を確保する方針。
記者会見した栗栖利蔵執行役員は「徐々に(シェアが)下がってきている競争相手もあるので、ここをもっと攻めようと考えている」と述べ、競合他社からのシェア獲得を目指す考えを示した。通期予想の前提となる宅急便取り扱い個数(通期)は12億6400万個。個数は前年実績より2.5%増えるものの、単価は前年より16円下がると見込んでいる。燃料費の前提は変更せず、上期に40億円削減した人件費は、通年では前年比小幅増を予想している。(2009/10/29-16:57)
http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2009102900713
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