パイオニア、調達目標200億円に下げ 収益回復基調で

経営再建中のパイオニアは今春から検討を進めている資本調達の規模を縮小する。当初は社債の償還などのために400億円規模の調達が必要としてきたが、目標額を200億円程度に引き下げる。人員削減など構造改革の効果により2010年3月期の連結業績を上方修正するなど収益が回復基調にあり、調達額を減らしても事業継続が可能と判断した。
同社の時価総額は450億円程度にとどまっており大規模な増資による希薄化の懸念が高まっていた。目標額を引き下げることにより、民間ファンドなどとの交渉を加速する。公的資金を活用した一般企業への資本注入制度の活用も「引き続き模索する」(関係者)としており、早期の決着を目指す。 (08:17)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20091030AT1D290B429102009.html
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