百貨店業界、低迷打開へタッグ 受付嬢ファッションショーで共同販促PR

フジサンケイ ビジネスアイ 9月29日(水)8時17分配信
全国百貨店の共同販促キャンペーン「百貨店を遊ぼう!」(日本百貨店協会主催)が来月1日から始まるのを前に、28日、百貨店の受付案内係による制服と私服のファッションショーが東京・銀座の松屋銀座で開かれた。

 同キャンペーンは売り上げ低迷を打開しようと、日ごろはライバルである各店がタッグを組み、集客アップを目指す目的で昨年始まったもの。来月1〜24日までの間、レシート1枚につき食品で5000円以上、食品以外で1万円以上購入すると、計389種類の特産品やブランド品の応募はがきかクーポンを受け取れる。今年は東京のほか、全国7地域でも独自のイベントを開く。

 イベントには会場となった松屋銀座をはじめ、三越銀座店、松坂屋銀座店、有楽町阪急、プランタン銀座の5店舗の店長も顔をそろえた。日ごろは銀座・有楽町地域でしのぎを削る店長だが、この日は“一時休戦”とばかりに、笑顔で円陣を組む一幕も見られた。

 一方、8月の全国百貨店売上高は前年同月比3.2%減で、30カ月連続のマイナスだった上、尖閣諸島沖衝突事件をきっかけにした中国人観光客の減少で、今後、中国人富裕層への依存を強める銀座地区の百貨店は売り上げの減少が懸念されている。だが、松屋銀座の本間英司店長は「現時点で影響はない。団体ツアーや個人旅行など中国人来店客のスタイルに合わせ万全に対応したい」と強調した。

 目玉イベント「受付案内係のビフォー・アフターファッションショー」では、21人の各店の受付案内係の女性が自社の制服姿と、各店が提案する今年秋冬の新作を披露し、百貨店の華やかな雰囲気をアピールした。
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