ケータイに割引クーポン配信 イオン、若い世代呼び込み

2010.10.28 05:00
　イオンは２７日、携帯電話の「おサイフケータイ機能」を活用した割引クーポンの配信サービス「イオンかざすクーポン」を開始したと発表した。携帯電話による割引クーポンの配信はスーパーでは初めて。首都圏の「ジャスコ」など計４７店舗で始め、順次、対象店舗を拡大する。

　イオンの携帯サイトに生年月日、利用店舗などを入力し無料の会員登録をすると、毎週２回クーポン対象商品の情報が届く。クーポンをダウンロードし、レジ横の専用端末に携帯電話をかざすと、割引価格で商品が購入できる仕組み。支払いは現金やクレジットカードなど、通常通り選べる。

　携帯電話を使い慣れた若い世代の顧客を取り込むとともに、顧客の年齢や購買履歴などを詳細に把握し、商品戦略に生かす狙い。イオンマーケティングの小賀雅彦社長は「携帯電話向けのサービスで、中高年が多い総合スーパーに若い世代を呼び込みたい」と述べた。

　今後１年間で３００万人、２０１２年度末までに１０００万人の会員獲得を目指す。会員情報を分析し、将来は料理のレシピや店舗周辺の行事など一人一人の好みに合った情報を提供する。ＮＴＴドコモ、ＫＤＤＩ（ａｕ）、ソフトバンクの「おサイフケータイ」を対応機（スマートフォンは対象外）で利用できる。
http://www.sankeibiz.jp/business/news/101028/bsd1010280503003-n1.htm
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