米ウォルマートとアマゾン、年末商戦に向け顧客囲い込み

ロイター 11月23日(火)13時47分配信
 [サンフランシスコ 22日 ロイター] 米年末商戦入りとなる「ブラック・フライデー」に向け、小売り大手ウォルマート・ストアーズ<WMT.N>とオンライン小売り大手アマゾン・ドットコム<AMZN.O>がそれぞれ戦略を打ち出した。

 ウォルマートは、他社の価格と一致させる方針を表明。アマゾンは、アップル<AAPL.O>の携帯電話「iPhone(アイフォーン)」のために新たな価格比較アプリケーションを導入する。

 米国では、感謝祭の祝日の翌日が「ブラック・フライデー」と呼ばれ、事実上の年末商戦のスタートとなる。この日の売り上げ状況が、年末商戦の行方を占う指標ともなる。

 アマゾンは、ウォルマートと同様、低価格を売りにしており、アナリストも幅広い品揃えと魅力的な価格で今年の年末商戦でシェアを伸ばすとみている。アマゾンは22日、価格を他社と合わせる「正式な」措置はないが、他社に価格面で勝つとの確信を示した。

 ウォルマートが表明した戦略は、店頭で販売する商品が対象で、ネット販売は対象にならない。

 ウォルマートは今年、感謝祭も営業する数少ない小売りの一つでもある。

 昨年の年末商戦では、ネット販売でアマゾンとウォルマートが激しい競争を展開した。ウォルマートはここ1年、ネット販売部門を強化している。
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