試食会は“一石二鳥以上”の効果のアリ!?

こんにちは。日経レストラン編集部の大谷です。この時期、春の新メニューの準備を進めているお店も多いと思いますが、皆さんは新メニューの販促をどのように行っていますか?

チラシやDM、メニューブック上でのアピールなど色々方法あるでしょうが、チャンスがあればぜひ一度試してみてほしいのが、ターゲット層を集めての無料の試食会です。

大手チェーンなどでは新メニュー発売のタイミングに合わせてマスコミやグルメブロガーを招待してよく行っていますが、最近は中小の個店でも、得意客やターゲット層と重なる消費者などを集めて行うケースが徐々に出てきました。

先日、東京・神楽坂で「江戸前炭火焼kemuri」や「一茶一坐 神楽坂店」を経営する岡田博紀社長と話をする機会があったのですが、岡田社長も先頃、「一茶一坐 神楽坂店」のメニュー替えに当たって試食会を開き、効果を実感したそうです。

岡田社長の場合、まずツイッター上で新メニューの試食会を開く旨を呼びかけ、ターゲット層である「働く女性」を中心に参加希望者を数人獲得。その人たちに店に来てもらって新メニューを食べ感想を語ってもらい、その意見を、主に商品名やメニューの説明文のブラッシュアップに生かしたそうです。

例えば「豚特有の臭みがない」「肉汁が甘い」などと言ってもらえた料理なら、メニューブックの説明文でそのことを強調するようにしたり、「料理名からイメージするほど○○の風味が感じられない」と不満の声が聞かれた商品なら、料理名の中にある「○○風味」という言葉の前に「ほんのり」という言葉を足す、といった具合。

試食会を開くと、このようにメニューのブラッシュアップの具体的なヒントが得られるばかりか、お客の生の声を聞くことでスタッフへの刺激にもなります。また、試食してくれた人がブログに感想を書いてくれたり、後日、仲間を連れてお店に来てくれるなど、一石二鳥かそれ以上の効果が期待できる、と岡田社長は言います。ツイッターやブログ、来店客への声がけなどお金をかけずに参加者を募れば、かかるコストは料理の原価ぐらい。これなら小さなお店でも気軽に実践できそうに思いました。
http://nr.nikkeibp.co.jp/blog/multiscope/20110216/

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