震災の影響で広域品川圏の飲食店も苦戦−動向見守りながら模索続く /東京

みんなの経済新聞ネットワーク 3月24日(木)12時2分配信
東日本大震災の影響により、広域品川圏の飲食店も少なからず打撃を受けている。(品川経済新聞)

【画像】 JR品川駅自由通路の様子(3月23日21時30分ころ)

 JR目黒駅東口近くのバー「目黒リパブリック」(品川区上大崎3、TEL 03-3441-6181)は、地震直後の利用客が3〜4割減。バーを9店舗展開するアズザクロウフライ(武蔵野市)の小林信秀社長は「店舗が1階か地下なので地震による被害は小さい。ただ、交通機関のまひによる影響で23時以降はお客さまが帰ってしまうため、都内の店舗は壊滅的だった。飲食店経営者に対策勉強会へ出席したが、オフィス立地、空中階店舗、高価格帯業態、外国人相手の店舗などは特に厳しいようだ」と顔をしかめる。

 同店では、平日のハッピーアワー(18時〜20時)に限り、「ビール煮込みチキン」をライス付き200円で提供。「今は何かアクションをし続けないと…。一人ひとりが不安になっている時だからこそ、メンタルケアを学ぶ講習会などにスタッフと参加している。店舗でも募金活動などを行っているが、長いスパンをかけて還元できる体制を整えていければ。先を見据えた行動をしながら、自分も外食するなどして経済を回していきたい」(小林社長)

 「先週に比べると客足は戻しつつある。だが臨時でランチ営業を始めるなど、近隣の店舗も苦戦しているようだ」と話すのは、五反田で居酒屋「いもたろう」(東五反田1、TEL 03-5789-9191)を経営する吉村真太郎社長。「コンビニなで商品がそろっていなかったこともあり、ランチはこれまで以上の売り上げだった。ただ、先週は宴会予約がほぼキャンセルになるなど打撃を受けている。とはいえ、今厳しいのは飲食店だけではない。これまで通り、来店いただいたお客さまに満足していただけるよう、笑顔で元気よく営業を続けていく」と胸を張る。

 こうした状況の中、東京の飲食店が協力して立ち上げたプロジェクトが「#smileat」。ツイッターを通じて交流していた「パクチーハウス東京」「タイ屋ソンタナ」(以上、世田谷区)、「APカンパニー」(港区)、「寿司処さいしょ」(品川区)、豚組(港区)が発起人で、アズザクロウフライや「いもたろう」なども賛同している。飲食店同士が連帯して互いに励まし合い、利用客にも安心を与えられる場を提供することを目的とし、被災地への支援なども行う。

 大井町のすし店「寿司処さいしょ」(大井4、TEL 03-5709-0572)の税所伸彦さんは、「1人で食事していても心細いし、皆で集まれば情報交換もできる。1カ所に集まるので節電にもつながるという考え方もあるだろう。この地震で、飲食店はお客さまと交流する場だということを強く再認識した。茨城より北の漁港から魚を仕入れることができず寂しいが、西日本や日本海の魚がある。日々感謝しながら、品物がある限り店を開けて営業していきたい」と話す。
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