土用の丑の日:稚魚不漁で価格、ウナギ登り されど暑さ乗り切るには… /三重

毎日新聞 7月22日(金)12時9分配信
 ◇店「値上げは最小限に」
 土用の丑(うし)の日の21日、暑さを乗り切ろうと伊賀地域の飲食店やスーパーはウナギを求める客らでにぎわった。今年は稚魚の不漁で価格高騰もあって、客足は鈍りがちで、料理店やスーパーマーケットは対策に苦心している。【矢澤秀範】
 伊賀市上野相生町の「うなぎ料理栄玉亭」(上山了店主)では昼時、長男素生さん(36)が調理に汗を流していた。炭火でじっくり焼き上げると、調理場に香ばしい匂いが立ちこめた。
 1907(明治40)年創業の老舗で、愛知・三河産の養殖ウナギを使用。近年、稚魚の不漁が続いており仕入れ値は上昇傾向だったが、「安く味わってもらいたい」と値段は据え置いてきた。今年は5年前に比べ、仕入れ値は倍以上になり6月、全品100円の値上げに踏み切った。素生さんは「最小限の値上げで抑えた。本物の味で夏を乗り切ってほしい」と言う。
 名張市下比奈知のスーパー「アピタ名張店」は、国産や中国産、半身サイズなど価格帯に幅を持たせた。台風6号の影響で猛暑も一服し、客足は例年より低調というが、同市東田原の主婦、梶田里美さん(35)は「暑さを吹き飛ばすため、今夜はうな丼にしたい」と家族で品定めをしていた。
 同店の目玉は、愛知・三河産の養殖ウナギで、約2000匹を用意した。店頭で炭火焼きして購買意欲をそそる。昨年仕入れた稚魚を専用の池で育てたもので、販売価格は昨年に比べて1匹100円増。鮮魚部門長の小嶋学さん(38)は「今年は稚魚の仕入れ値が1キロあたり約500円増となっており、来年は値上げ幅が大きくなるかもしれない」と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110722-00000129-mailo-l24

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