外食のアトムは高値挑戦の展開、店舗見直しで収益改善

【経済ニュース】 2013/03/04(月) 09:38

アトム <7412> (東2)は6円高の597円まで上げて変わらずを2日はさみ5日続伸している。居酒屋、洋食、寿司、焼肉、和食などの外食チェーンを展開し、新規出店、業態変更・改装、不採算店閉鎖などの効果で収益改善を鮮明にしている。株価は短期的な過熱感が解消されて再動意の態勢のようだ。

  今期(13年3月期)連結業績見通しは、売上高が前期比8.5%増、営業利益が同30.1%増、経常利益が同16.0%増、純利益が同15.0%減としている。純利益は税効果一巡で減益だが、新規出店効果に加えて既存店売上高も順調に推移しており、営業損益が改善する模様だ。通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は、売上高が72.4%、営業利益が70.2%、経常利益が73.0%、純利益が86.3%と概ね順調な水準である。

  飲食事業直営店舗売上高(前年同期比、概算値)を見ると、13年1月は全店106.4%(居酒屋103.4%、洋食125.2%、寿司100.4%、焼肉105.9%、和食72.0%)、既存店100.4%(居酒屋93.4%、洋食109.5%、寿司96.2%、焼肉107.2%、和食95.6%)となった。既存店は2カ月連続のプラスである。また4〜1月累計で見ると全店105.2%(居酒屋106.5%、洋食119.2%、寿