米外食チェーン、節約志向の顧客獲得に向けた競争が激化

2013年 05月 9日 10:15 JST

[8日 ロイター] マクドナルド(MCD.N: 株価, 企業情報, レポート)やウェンディーズ(WEN.O: 株価, 企業情報, レポート)などの米レストランチェーンは、節約志向の顧客を獲得するため、クーポンや期間限定商品などを利用した販売促進策でしのぎを削っている。

マクドナルドが8日発表した4月の米既存店売上高は0.7%増と予想外の伸びを示した。導入価格を値下げした「マックラップ」の発売や朝食メニューの持続的な人気に支援された。

ただ、同社は売上高の大幅な押し上げに苦戦しており、新たなメニューや期間限定商品をさらに打ち出す方針で、市場シェアを獲得するため、ある程度の利益を犠牲にすることに前向きな姿勢を示している。

ウェンディーズの第1・四半期の北米既存店売上高も増加したが、アナリスト予想を下回り、同社株は5%超急落した。

同社の幹部は低価格商品での競争が不振だったと指摘している。

ブロリック最高経営責任者(CEO)は、アナリスト向けの電話会議で「ラージサイズのハンバーガーやチキンサンドイッチ、サラダの売り上げは伸びているが、バリューメニューの顧客向け市場シェアを失いつつある」と語った。

ヤム・ブランズ(YUM.N: 株価, 企業情報, レポート)の「タコベル」は1ドルのメニューを全国展開する可能性があるほか、午後2─5時まで商品を1ドルにする広告を打ち出している。

節約志向の顧客獲得に向けた競争は米国だけではない。カナダを拠点とするティム・ホートンズ(THI.TO: 株価, 企業情報, レポート)は常に決算が好調だったが、8日発表した第1・四半期の米既存店売上高は0.5%減少、カナダの売上高は0.3%減少した。

マクドナルドの4月既存店売上高は、米国が好調だった一方、欧州やアジア太平洋、中東、アフリカが不振となった。

欧州の既存店売上高は2.4%減、アジア太平洋・中東アフリカ(APMEA)も2.9%減った。中国の鳥インフルエンザ流行が響いた。

http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTYE94800G20130509


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