クロスカンパニー、岡山・新庄村の活性化支援

2013/7/24 2:00

衣料品製造販売大手のクロスカンパニー岡山市)は23日、岡山県北部の新庄村で中山間地の活性化プロジェクトに乗り出すと発表した。まず同村と8月に地元産品を生かした料理の提供や屋外コンサートなどのイベントを開く。今後は古民家を再生した宿泊施設や美術館の開設も計画。企業やブランドイメージの向上につなげる。

 同日の記者会見で石川康晴社長は「中山間地域が力を取り戻すモデルをつくりたい」と語った。「オカヤマアートヴィレッジプロジェクト」と題し、継続して取り組む。

 第1弾として8月24、25日、県内の有名飲食店を集め、地元食材を使った料理を提供してもらうグルメイベントを開く。24日には野外ステージで音楽フェスティバルも実施する。事業費は約3000万円で、村が500万円、残りを同社と石川社長個人が拠出する。

 2015年に村内の古民家を活用した宿泊施設やレストランの開業を計画し、18年には美術館の設立も目指す。笹野寛村長は「人口減少が進んでおり雇用創出を期待している」と話した。石川社長は「豊かな農産物を料理店などに結びつけ、農業の流通改革に取り組みたい」と強調した。

 新庄村はNPO法人が定める「日本で最も美しい村」の一つに選ばれ、もち米などの特産品づくりに取り組む。
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO57667290T20C13A7LC0000/

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