パナソニック電工 ９月中間決算は２２億円の赤字

パナソニック電工が２７日発表した平成２１年９月中間連結決算は、売上高が前年同期比１７・７％減の６９６４億円、営業利益が８６・９％減の３９億円、最終損益は２２億円の赤字（前年同期は１５６億円の黒字）と減収減益だった。しかし、環境対応車向け電子部品の需要増やコスト削減効果などで、収益とも計画比では増加した。
電子材料や制御機器など電子部品の売り上げは計画比５〜６％増加。主力の電材部門や住設建材部門でも、売り上げは当初計画を達成した。
構造改革の一環で４月から始めた就業時間の延長などの人事制度見直し策は半年間延長するなど、今後もコスト削減を徹底する。
通期見通しは営業利益３２０億円、最終利益７０億円を据え置いた。一方、売上高は「景気の二番底が来る可能性がある」（畑中浩一社長）として、従来予想比２％減の１兆４５００億円に下方修正した。
畑中浩一社長は２７日の記者会見で、三洋電機がパナソニックの子会社になった場合の連携策として「三洋の太陽電池や業務用冷凍ショーケースを、パナソニック電工の販売ルートを活用し、売り込んでいきたい」と話した。
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091027/biz0910272032018-n1.htm
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