ロンドン証取、従業員の12%を削減 収益力向上狙う

【ロンドン=石井一乗】ロンドン証券取引所グループは24日、年初時点の従業員数の12%に当たる133人の削減を進めていることを明らかにした。金融機関などが設立した新興取引所との競合が激しくなる中で、収益力を高める狙い。
削減は既に着手しており、近く完了する見通しという。同証取はリストラ費用として1400万ポンド(約20億円)を今期決算に計上する一方、同措置によって年間で1100万ポンド(約16億円)の経費削減効果を見込む。ザビエ・ロレ最高経営責任者(CEO)は「競争力を高めるための措置をとり続ける」と述べた。
金融危機や競争激化の影響を受け、4〜8月の5カ月間のロンドン証取での1日平均株式売買高は前年同期に比べ43%減った。こうした状況を受けてコスト削減を加速する。
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090925AT2R2400B25092009.html
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小山力也