スーパー10月売上高、11カ月連続マイナス 食料品失速、年間13兆円割れも

11月25日8時15分配信
全国スーパーの月別売上高
日本チェーンストア協会が24日発表した10月の全国スーパー売上高(既存店ベース)は、所得減少や雇用不安による消費者の低価格志向の高まりを受け、前年同月比5.2%減と11カ月連続の前年割れとなった。
全店ベースの売上高は1兆347億円。1〜10月の累計は10兆5563億円となり、2009年のスーパー売上高は、1988年以来21年ぶりに13兆円割れとなる公算が高い。
商品別では売上高の6割超を占める食料品が、同4.8%減と9カ月連続で前年割れとなり、減少率も9月に比べ3ポイント悪化した。消費者の節約志向が野菜から畜産、水産品まで幅広い商品分野に広がり、単価下落の影響が一段と大きくなっている。
また衣料品は、低価格ジーンズなど単価の安い商品ばかりに購入が集中した結果、同8.8%減と46カ月連続の前年割れとなり、好転の兆しが見えない。日用雑貨や家具など住居関連用品も同4.3%減で、20カ月連続の前年割れだった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091124-00000030-fsi-bus_all
フジサンケイ ビジネスアイ
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コメント:
総合スーパー事業は完全な曲がり角になっている。食品スーパーの中には、好調な会社も多くあるが食料品に関しても競争の激化で低価格競争に拍車がかかってきている。各社ともBPラインナップの強化などに取り組むも収益の維持・向上につなげれていない企業が多い。