九大が学生に10万円支援、生活苦1000人に 経費削減運動で原資を確保

12月19日0時11分配信 読売新聞

 九州大(福岡市、有川節夫学長)は18日、経済的な理由で授業料を納付できなかったり、生活に困窮したりしている在学生計1000人に対し、1人10万円、総額1億円の奨学一時金の支給を決めた。

 学部生541人と大学院生459人で、留学生92人を含む。来年1月末までに支給する予定。1億円は、今年度取り組んだ全学的な経費削減運動で生み出した。

 九大によると、授業料の免除申請を行った学生数は昨年度まで4900人前後で推移していたが、今年度は5100人に増加した。授業料免除や奨学金だけでは救済できない学生が増えていることから、支援することになった。来年度以降も、授業料免除枠の拡大や大学独自の経済支援策を検討するという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091219-00000005-yom-soci
【経費削減、コスト削減、コストダウン、コストカットに関するニュース・情報】