09年度 沖縄県観光収入12%減 初の7万円台割れ リピーター率は上昇

7月23日10時45分配信 琉球新報
 県観光商工部が22日発表した2009年度の観光収入は前年度比12・1%(520億5千万円)減の3778億3200万円で、03年度並みの水準になった。前年度比の数値は、年度単位の統計がある02年以降で最大の下げ幅。観光客1人当たりの県内消費額も同8・4%(6055円)減の6万6403円で、年度単位の統計で初めて7万円台を下回る結果となった。世界的不況で入域観光客数が減少したことと併せ、観光収入総額を押し下げた。円高による海外旅行の人気も影響した。
 1人当たり消費額の3割を占める宿泊費は、前年度比11・9%(2755円)減の2万460円。そのほか交通費や土産費など6項目すべてで前年度を下回る結果となった。県観光商工部は「観光客がお金を落とすようなレベルの高い商品づくりが必要」と述べた。
 同日発表があった09年度のリピーター率は前年度比2・0ポイント増の78・4%で、平均滞在日数は同0・04ポイント増の3・75日だった。
 今後の見通しについて勝目和夫県観光商工部長は「本年度に入って入域観光客数は連続して伸び、回復基調にある。観光収入も伸びるだろう」と期待を寄せ、「『2010全国エイサー大会』などのイベントは経済効果が高いので積極的に開催したい」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100723-00000013-ryu-oki
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