北陸朝日放送、スーパーに販促番組 凸版と連携し配信

2010/10/29 1:10
石川県の地方テレビ局、北陸朝日放送(HAB、金沢市)は29日、凸版印刷と連携し、スーパーの食品売り場に設置した販促用モニターに料理番組の映像などを配信する実証実験を始める。加工食品メーカーに新しい販促手法として提案し、同時にテレビCMを獲得する狙いだ。

 同県内のスーパー4店舗で実験し、消費者の反応などのデータを集める。凸版が開発したタッチパネル式の販促用モニター「EPOPNEO」にHABの番組の料理コーナーの映像をアレンジして約3カ月間配信。実験には味の素、ミツカンなど6社が協力する。

 29日からの実験の第1弾はモニター上で味の素の定番商品「ほんだし」を使ったレシピを紹介するほか、タッチパネル操作でプレゼントの抽選に応募できるようにする。

 HABは「スポンサー企業はテレビCMなどの宣伝より、店頭での販促を重視する傾向がある」(東京支社)とみる。

 番組コンテンツを店頭で2次利用できれば、地方局同士のCM獲得競争でも有利になるとみている。凸版の販促用モニターへの配信実験は全国の地方局で初めて。
http://www.nikkei.com/tech/news/article/g=96958A9C93819890E0EAE2E1EB8DE0EAE3E2E0E2E3E29E90E2E2E2E2;da=96958A88889DE2E0E2E5EAE5E5E2E3E7E3E0E0E2E2EBE2E2E2E2E2E2
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