コスモス薬品(3349) 中国・四国地方も既に黒字化。

花証券は1月26日にコスモス薬品(3349)の投資判断を「強気」と発表した。

 九州地盤のドラッグストアで徹底した低価格路線で集客力を高め、人口2〜3万人程度の小規模商圏に600坪規模のメガドラッグストアを多数置くことで強力な消費者囲い込みを行っている。

 ドラッグストアでありながら食料品の売上高が半分近く占める他、医薬品も業界平均よりも10%近く粗利益率を低くすることで価格訴求を高めていて、医薬品への依存度が高い同業他社には容易に真似のできない独自のビジネスモデルを構築しているのが強みと紹介。

 3万人程度の商圏にわざと自社バッティングとなるように複数店舗を出店する。出店直後は店舗間のカニバリ(食い合い)で収益力は落ちるが、競争力のある店を密集させることで徐々にエリア内全体の販管費比率を引き下げ、結果的にエリア全体の収益力を向上させる戦略を繰り返してきた。

 新たにドミナント展開している中国・四国でも同様の戦略を採っているが既に黒字化に転じている。会社側の分析では中国・四国地方のドラッグストア間の競争は九州よりも緩いので、収益寄与が大きくなると期待されると解説。

【業績予想】

 2011年5月期の営業利益89億円(前期比15%増)、1株利益240円。

 2012年5月期の営業利益98億円(前期比10.1%増)、1株利益290円。(W)

[NSJショートライブ 2011年1月27日 9時21分 更新]

http://mainichi.jp/life/money/kabu/nsj/news/20110127243442.html

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