【シンガポール】シーフード4社、大阪に出店:国内飲食業で関西初進出

NNA 4月5日(火)8時32分配信
 海外の飲食店誘致・レストラン運営を手掛けるM・R・S(東京都新宿区)は、シンガポールの有名レストラン4社の料理を1つの店で楽しめるレストラン「シンガポール・シーフード・リパブリック」を大阪の大丸梅田店にオープンした。シンガポールの飲食業が関西に進出するのは初という。

 M・R・Sの広報担当者は4日、NNAに対し「梅田は大阪の中心部で再開発計画が進められている活気ある場所。大丸梅田店も昨年からレストランエリアを含め大規模増床・改修を行っており、今回これに合わせて新店舗を出店した。関西での店舗展開は当社が手掛ける全ブランドを含め初めて」と話した。

 国際企業庁(IE)の広報担当者によると、これまでシンガポールの飲食店で大阪を含む関西に進出した例はないという。同レストランの出店では、シンガポール観光庁(STB)が販促プロモーションを支援している。

 梅田店では、シンガポールで人気の高い「ジャンボ・シーフード・レストラン」「インターナショナル・シーフード・レストラン」「パームビーチ・シーフード・レストラン」「トンロック・シーフード」の4店舗の名物料理を提供。日本では手に入りにくい生きた大型のマッドクラブを空輸するほか、ジャンボのチリクラブやトンロックのホワイトペッパークラブなどが楽しめる。

 店内にはラッフルズホテルを模した「SSRホテルエリア」や、ホテルの中庭を意識した「コートヤードエリア」などを設け、シンガポールのイメージを再現した。

 M・R・Sは2008年、品川と銀座に同レストランを開業している。「ランチは、品川店がアラカルトでメニューはカニを全面に出している一方、銀座店はビュッフェが中心。梅田店は、カニを全面的に展開しつつビュッフェを提供するなど東京2店の特徴をミックスした店舗になる。シンガポール料理の認知度が低い土地で顧客への浸透を図るため、東京の2店ではなかった複数の料理を少しずつ試せるセットメニューも提供する」(同担当者)という。

 ■幅広い客層ターゲット

 客層は品川店がサラリーマン、銀座店は女性客が多いが、梅田店は女性の買い物客や会社帰りに立ち寄るビジネスマンなど幅広い層の来客を見込む。客席数は品川店220席、銀座店160店、梅田店100席となっている。

 同レストランは、日本のほか国内のセントーサ島でも昨年10月にオープンしているが、M・R・Sの直営店ではなく4社のオーナーが運営しているという。品川店オープン時の参加企業はジャンボ、パームビーチ、インターナショナルの3社だったが、セントーサ店のオープンを機にトンロックも参加したため、今回の梅田店にもトンロックが加わることになった。

 M・R・Sは「今後の日本での出店計画は未定だが、良い物件、条件があればさらに店舗を拡大したい」と説明している。

 シンガポール企業ではこのほか昨年、豆乳ドリンク・チェーン大手「ミスター・ビーン」が東急百貨店東横店(東京都渋谷区)に、地場高級ティーサロン「TWG Tea」が東京・自由が丘にそれぞれ日本1号店をオープンしている。
最終更新:4月5日(火)8時32分
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