【香港】外食の物語コーポが香港現法:海外初拠点、中国進出にらむ

NNA 7月20日(水)8時31分配信
 焼き肉やラーメン、お好み焼きなどの店舗を直営・フランチャイズチェーン(FC)の両方式により日本国内で展開している東証1部上場の物語コーポレーション(愛知県豊橋市)は19日、同社初の海外現地法人を香港に設立すると発表した。来月中旬に発足予定の香港法人は中国での店舗展開に向け、まずマーケティングや情報収集を行う。将来、中国本土や香港に新たなグループ会社を設立した場合は、その統括業務などを担当する予定だ。

 発表によると、設立する「物語香港(モノガタリHK)」は資本金600万HKドル(約6,100万円)を予定しており、物語コーポレーションが全額出資。社長は同社の小林佳雄社長が兼務する。人員について同社経営戦略室は19日、NNAの取材に対し、「現時点では2名体制で調整中」とコメント。直近では、香港を中心とした駐在は考えていないとしている。

 物語コーポレーションは発表の中で、海外市場への可能性追求が必要と認識していること、中でも「中国が急速な経済発展を背景に多様性を尊重する国際化が進んでおり、外食市場の高成長が見込まれ大きな可能性を有している」として、同社として重要市場の一つと位置づけていると説明。香港現法設立の目的を、◆中国における外食事業の市場調査と情報収集のさらなる迅速化◆計画している中国での外食事業における早期の成功獲得――と明らかにした。

 これらの点について物語コーポレーションの経営戦略室は、「日本国内市場もまだ伸ばす必要があると考えているが、プラスアルファとして海外進出を計画している」と説明。中国を海外進出の足がかりに選んだ理由として、上海を中心に経済発展が著しく、「世界の工場」から「消費大国」への変貌が進んでいる点を補足した。

 ■具体化はこれから

 物語コーポレーションは現在、焼き肉店の「焼肉きんぐ」「焼肉一番かるび」「焼肉一番カルビ」、ラーメン店「丸源ラーメン」「二代目丸源」、お好み焼き店「お好み焼き本舗」を日本各地に展開しているほか、しゃぶしゃぶと海鮮料理の「源氏総本店」を豊橋市と埼玉県越谷市で各1店舗、海鮮料理の「魚貝三昧げん屋」を豊橋市で1店舗それぞれ経営している。各ブランドを合わせた店舗数は今年2月末現在で直営91店舗、FC106店舗の計197店舗となっている。

 物語コーポレーション経営戦略室の話では、◆出店の時期◆1号店の場所(中国本土か香港か)◆店舗・メニューのタイプ◆出店形態◆店舗数のめど――など中国進出計画の詳細は、現時点では未定。香港現地法人によるマーケティングと情報収集の結果をみながら、固めていく方針を明らかにした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110720-00000002-nna-int

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