はじける自家製リキュール…大阪

果物などを漬け込んだ自家製のリキュールを出す飲食店や旅館が増えている。

 2008年度の税制改正で、酒類の製造免許がなくても、飲食店などが税務署に申告すれば一定量を製造・販売できるようになり、近畿6府県で300近い店がオリジナルの味を提供している。「カラフルな色が涼やか」と客の評判は上々だ。

 酒税法上のリキュールは、果物やハーブに糖類を混ぜた酒で、多くの自家製リキュールは、焼酎などの蒸留酒にイチゴや梅などの果実と氷砂糖を数週間漬け込むが、以前は個人で作って味わう以外は酒類の製造免許が必要だった。

 しかし、「地域や店の特色を生かした酒を作りたい」との声が高まり、政府が規制緩和。飲食店などが税務署に製造開始申告書を出せば、免許がなくても年間1キロ・リットル(一升瓶約555本分)まで作れるようになった。

 大阪国税局管内で同申告書を出した店は、09年3月の132店から11年3月には約280店に倍増した。

 大阪市北区の居酒屋「キノエ」のカウンターには、イチゴやキウイ、パッションフルーツなどを焼酎やウオツカに漬けた瓶約10本が並ぶ。果物の色が染み渡った赤や緑、黄色のリキュールが、店内のライトに照らされ、華やかに光る。

 ロックやソーダ割りなどで提供しており、手作りした従業員の熊宏樹さん(26)は「甘みはあるが、アルコール度は20〜25%と高い。男性からも『飲み応えがある』と好評」と話す。

 友人2人と来た大阪市淀川区の看護師・津久井潤さん(30)は「果物の味がしっかりしている。おいしくて、つい飲み過ぎてしまいそう」とグラスを傾けていた。

(2011年8月7日 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/business/20110807-OYT8T00190.htm?from=os4

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