「ユニクロ」を海外で年300店展開へ グローバル化に本腰 

産経新聞 9月14日(水)18時37分配信

 ファーストリテイリングは14日、カジュアル衣料店「ユニクロ」の海外での出店ペースを今後、中国や東南アジアを中心に年間200〜300店とする方針を明らかにした。1、2年以内をめどに大量出店に向けた体制を整える。

 2011年8月期の国内ユニクロ事業売上高が8年ぶりの前年割れとなるなど成長に陰りも見え始めるなか、海外収益の拡大をてこに売上高5兆円の達成を目指す。

 「『一強百弱』という言葉が全世界(の標準)になっていく。われわれは勝者の方になりたい」

 同日の事業戦略説明会で柳井正会長兼社長はこう切り出し、かねてからの「2020年に売上高5兆円」という目標を実現するには、主力のユニクロの「グローバル化」が不可欠との考えを強調した。

 海外のユニクロは今年8月末現在で183店。直近の出店は年約50店だった。

 世界展開の加速に向け、東京にグローバルヘッドクオーターを設立するとともに、ニューヨーク、パリ、上海、シンガポールの4都市に地域本部を設置。年間200〜300店の大量出店ペースを「できれば1、2年。遅くても3年ぐらい」(柳井氏)で実現したいという。

 大量出店を始める時期や期間については言及しなかったものの、中国からインドにかけての地域を「世界の成長センター」(柳井氏)と位置づけ、中国とASEAN東南アジア諸国連合)にそれぞれ100店、韓国50店、台湾30店、欧米20店の配分で出店するという。アジアでは各国の中心都市に旗艦店を置く方針だ。

 売上高で中国事業は最終的に1兆円規模、韓国事業は2000億円規模を見込む。さらにインドやオーストラリア、ニュージーランドへの出店も視野に入れている。

 生産拠点もアジア各地に拡大し、インドでの本格生産も計画。2029年までに全体で年間50億点の製品を生産できる体制を確立する。

 同時に、8年ぶりの前年割れとなった最大の要因でもある商品政策も見直す。「究極の普段着を開発し、衣料品のインフラになる」(柳井氏)という目標に向けた商品開発を今後徹底していくという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110914-00000585-san-bus_all

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