コーヒー頂点の味を バリスタ日本 鈴木さん連覇

9月に行われたジャパン・バリスタチャンピオンシップ2011で優勝し、大会初の連覇を果たした丸山珈琲リゾナーレ店(北杜市小淵沢町)の鈴木樹(みき)店長(27)が大会を振り返るとともに、来年6月の世界大会へ向けた抱負を語った。

 大会は9月28、29日、東京都江東区の東京ビックサイトで行われた。全国のカフェでエスプレッソなどのコーヒーをいれる「バリスタ」160人が出場し、決勝に臨んだのは予選を勝ち抜いた6人だった。

 決勝は▽エスプレッソを使って自由創作したドリンク▽カプチーノエスプレッソ――の3種類で競われた。自由創作ドリンクとして鈴木さんがいれたのは、コスタリカ産の「シンリミテス」と「エルサル・デ・サルセロ」という豆を使って甘味を最大限に引き出したホットコーヒー。

 2種類の豆は3キロしか離れていない農園で別々に生産されているが、約200メートルの標高差で異なる甘味がある。2月に両農園を訪れた鈴木さんは、「道路を挟んだだけで味に大きな違いがあることの驚きや、緻密なコーヒーの実の選別作業からうかがえる生産者の熱意を伝えたかった」という。

 コルクのシートを重ねて立体的に表現した農園周辺の地図の上に、2つのコーヒーを乗せて審査員に提供する工夫もした。視覚に訴えたこの手法は審査員の心をつかんだ。

 国内大会に優勝し、来年6月にオーストリアで開催される世界大会の出場権を獲得した。前回世界大会5位の成績をひっさげての出場に、「今度こそ世界チャンピオンになりたい」と意気込む鈴木さん。「コーヒーの楽しさを多くの人に知ってもらうため、自分が大会を楽しむことが大事。まずはスピーチの英語を頑張ります」と笑顔を見せた。

(2011年10月13日 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20111012-OYT8T01078.htm

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