セーブオン、飲食OKに 新店、全て2割広く

2011/11/25 23:30 日本経済新聞
ベイシアグループのコンビニエンスストアセーブオン前橋市、土屋嘉雄社長)は今後開く新店舗の面積を従来の標準的な店舗より2割強広げて、飲食用のスペースを設置する。11月上旬に新型店舗の第1号を群馬県館林市に出店した。大型の既存店も改装を加えて飲食コーナーを置く。競合コンビニ店との違いを打ち出して、需要を取り込む狙いだ。

 第1号の館林苗木町店は、入り口から入って左側にカウンター形式で6人分の座席を設置している。店内で買ったフライドチキンや空揚げのほか、弁当やカップラーメン、飲み物などを自由に飲食できる。総菜や弁当の品ぞろえも従来店よりも充実させた。昼食や夕食を食べる客だけでなく「ちょっとした時間つぶしにも利用してもらいたい」(経営企画部)と新たな需要を開拓する。

 セーブオンは年間20店前後の新店舗を出している。これまで標準的な店舗の延べ床面積は132平方メートルだったが、今後は狭い敷地しか確保できない立地を除き、25%大きい165平方メートルとする。既存の店舗も大型店を中心に改装を施して、順次飲食スペースを設ける方針だ。

 セーブオンが飲食スペースの設置に乗り出すのは、外で総菜や弁当を買って食事をすまそうという消費者が増えていることが背景にある。大手コンビニチェーンのなかでは飲食スペースを標準的に備えているのはミニストップのみ。セーブオンは店内で飲食できることをアピールして、需要を幅広く取り込んでいく狙いだ。

 セーブオンは関東地方を中心に570店(9月末時点)を展開しており、2011年2月期の売上高は540億円。
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