屋台村、復興の灯輝く 大船渡で20店舗オープン

飲食店の明かりから町の復興を―。大船渡市大船渡町に20日、仮設飲食店街「大船渡屋台村」がオープンする。大船渡、陸前高田両市で被災した店主のほか、震災を機に転職した「新規出店組」も。おでんにすし、お好み焼き、中華。多彩な20店舗が軒を連ね、地域の新たなにぎわいを創出しそうだ。

 屋台村運営の中心となるのは、市内でホテルを経営する及川雄右・大船渡地区飲食店組合長。及川さんら有志6人が出資して新たに有限責任事業組合(及川組合長)を設立し、20人の店主と出店契約を交わした。

 飲食店組合加盟店以外にも、5人の店主が新しく店を出す。

 及川組合長は「飲食店が集合して明かりをともすことで復興の象徴的な場所になれば。被災した人たちにも気軽に足を運んでほしい」と期待。コミュニケーションを重視する意味もあり、店主と客が語らえる屋台形式にしたという。屋台村は出店者たちが自力で開業する準備を整える舞台にもなる。

 運営資金を月額1万円援助するサポーターも募集している。個人、団体、法人を問わない。詳細は屋台村ホームページ(http://www.5502710.com/)に掲載している。

【写真=20日オープンする大船渡屋台村の赤い門。及川雄右組合長は「飲食店の明かりを復興の象徴に」と意気込む】

(2011/12/20)

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