大船渡「さんまバーガー」、相模原市に出張−2日間で1000個完売

2012年08月27日
大船渡市のご当地バーガー「さんまてり焼きバーガー」が8月25日・26日、神奈川県相模原市で行われた「相模大野もんじぇ祭り」に出張し、2日間で1000個を販売した。出店したのは大船渡市飲食店組合。

同市の友好都市である相模原市の「相模大野駅周辺商店会連合会」が震災直後より、同組合に厨房(ちゅうぼう)機器などの支援をしたことから実現。例年2日間で4万人以上の人出で、今回は35の飲食ブースが出店。その中でも被災地から出店した「さんまてり焼きバーガー」(500円)は開場の14時から買い求める人が後を絶たず、初日分で用意した600個は19時に完売。2日目も16時には400個を売り切った。会場では食べられずに残念がる人も多く、「昨日食べておいしかったから」と2日連続で買いに来る人もいた。

 初めて同バーガーを食べたという相模原市の50代男性は「サンマの風味はしっかりしているのに臭みがなくておいしかった。大船渡の復興を祈っています」と笑顔で話した。

 同組合の及川雄右理事長は「4万人以上の人出とは聞いていたが、これほど反響があるとは思わなかった。食べられなかった人に申し訳ない。来年は体制を整えて、もっと多くの人に食べていただき、大船渡のPRをしていきたい。相模大野の商店街や相模原の皆さんの支援に感謝する」と話す。

 さんまてり焼きバーガーは2010年、大船渡の食材で新たな商品を作り、PRに役立てようと同組合で開発したもの。昨年より各飲食店で販売しようと考えていたところに東日本大震災で被災し、計画は頓挫。現在はイベント販売にとどまっている。大船渡産の米粉を使ったバンズ、岩手県産レタスとトマト、サンマをミンチにして作ったパテなど地元の食材にこだわる。

 同バーガーの次の「出張販売」は、9月23日に東京で行われる「東京タワーサンマ祭り」(東京都港区)。
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