水産庁、水産資源の管理強化 マグロ・ウナギなど

2013/9/2 19:28

水産庁は資源の減少が心配される水産物の管理を強化する。北太平洋海域のクロマグロの資源管理を話し合う「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)」の小委員会で2014年の未成魚(3歳以下)の漁獲量を02〜04年の平均値から15%以上減らす案を提案。ウナギの養殖に使う稚魚(シラスウナギ)の漁業者などには販売先や仕入れ先の報告を求める。

 クロマグロは質の高い「トロ」が取れる高級魚。水産庁によると、同海域に生息するクロマグロの成魚(4歳以上)の量は10年で2万2606トンと、過去最低の水準に近づいている。関係者の間では幼魚乱獲の懸念が強まっている。

 日本の提案が採択されれば、12月にオーストラリアで開かれるWCPFCの年次会合で正式に決まる見込み。ただ米国は25%の削減を主張しており、協議が難航する可能性もある。

 シラスウナギの漁業者に仕入れ先の報告を求めるのは高騰している稚魚の流通履歴を明確にすることで、不透明な取引の抑制を狙う。

 水産庁は2014年度から養殖魚に計画生産を導入する。需要予測に基づいて生産量を決めることで供給過剰による値崩れを防ぎ、養殖業者の経営安定につなげるのが狙い。まずはハマチやカンパチ、マダイなどでの導入を想定。将来は他の魚種や貝類にも広げていく。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS0202X_S3A900C1EE8000/


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