G20首脳会議閉幕 米緩和縮小の影響「注意深く監視」

2013/9/6 21:58

 【サンクトペテルブルク=小滝麻理子】日米欧と新興国で構成する20カ国・地域(G20)首脳会議は6日夕方(日本時間夜)、首脳宣言を採択して閉幕した。米量的金融緩和の縮小観測を受けた新興国の金融市場の状況を「注意深く監視する」ことで合意。日本を含む先進国の財政再建策に関しては「各国から信頼に足る中期の財政計画が出た」と評価した。シリア情勢については国際協調を打ち出せず、首脳宣言には盛り込まなかった。

 首脳宣言では、新興国為替相場について「大規模な資本流出に伴う過剰な変動」が続いていると指摘。米緩和縮小の世界的な影響を「注意深く監視する」と明記し、先進国が金融政策の出口政策を新興国に丁寧に説明することや、通貨の切り下げ競争を回避することでも再確認した。

 宣言では、世界経済の課題について「引き続き弱い成長と高い失業率」と指摘。各国が経済成長と財政再建を通じて、雇用を創出する方向でも一致した。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGC0601R_W3A900C1000000/


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