ドコモ、「ツートップ戦略」でも苦戦 8月も転出超過続く

2013/9/6 22:06

 米アップルの人気スマートフォンスマホ)「iPhone(アイフォーン)」を発売する見通しとなったNTTドコモは今年の夏商戦でも、他社からの顧客獲得に苦戦した。携帯電話各社が6日に発表した8月のMNP(番号持ち運び制)による契約者の転出入結果によると、ドコモから他社への転出超過は14万5000件となった。夏商戦向けに顧客獲得策として「ツートップ戦略」を打ち出したが、他社に売り負けた格好だ。

 10万件以上の大幅な転出超過は6カ月連続。ドコモはソニーと韓国サムスン電子の2社の端末に販売促進費を集中投入するツートップ戦略を5月中旬から開始、顧客離れを食い止めたい考えだった。一時は転出が減る傾向もみられたが、7月に比べ8月は転出超が拡大した。

 8月にMNPによる転入が最も多かったのはKDDI(au)。8万7700件の転入超となり23カ月連続で首位だった。ソフトバンクモバイルは5万6800件の転入超。両社ともにiPhoneに集中的に販売促進費を投入、ドコモからの顧客を引き入れた。

 新規契約の獲得から解約を引いた契約数でもソフトバンクが約25万件、KDDIが約21万件の純増となった一方、ドコモは約4万件の純増にとどまった。

 ドコモは今秋中にもiPhoneを発売する見通し。早期に予約受付を開始し、既存顧客をつなぎとめる戦略を打つとみられる。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD060BS_W3A900C1TJ0000/


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