私鉄首都圏8社 7社が営業減益 ホテル事業の不振も目立つ

11月13日8時15分配信 フジサンケイ ビジネスアイ
首都圏の大手私鉄8社の2009年9月中間連結決算が12日出そろった。景気低迷や新型インフルエンザ流行の影響から、鉄道の旅客運輸収入や広告費が落ち込んだほか、ホテル事業の不振が目立った。京成電鉄を除いた7社は減収、西武ホールディングス(HD)以外の7社が営業減益となった。
8社の中で唯一増収増益だった京成電鉄の三枝紀生専務は「昨年までの燃料の高騰が落ち着き増益になった。営業利益以外は前年同期を上回るまずまずの業績」と振り返った。創立100周年の記念イベントなどが集客効果を上げた。
鉄道事業では、東京急行電鉄が定期以外で前年同期比0.1%減少したほか、景気減速を背景に企業が広告を抑制する動きが強まり、営業収益が前年同期比1.2%減少したほか、小田急電鉄も前年同期比3.0%減するなど各社とも低迷した。
東京地下鉄は増収だったが、昨年開業した副都心線の効果を除くと減収だった。
一方、流通事業やホテル事業なども個人消費の低迷を背景に売り上げが低迷した。
流通事業では、東急ストアを傘下に持つ東急電鉄が同63.8%も減少。京成電鉄は経費削減を強化し、なんとか営業増益を確保した。ホテル事業でも法人向けや団体向けの需要が減少した。不動産収入も市況の悪化から各社とも収益が悪化した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091112-00000023-fsi-bus_all
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/other/288241/
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