8月外食売上高、2カ月連続プラス 猛暑効果 飲料類に追い風

フジサンケイ ビジネスアイ 9月28日(火)8時16分配信
 日本フードサービス協会(JF)が27日発表した8月の外食売上高(新店含む全店ベース)は、前年同月比1.6%増となり、2カ月連続で前年水準を上回った。

 利用客数も3.6%増となり、2カ月連続のプラスだった。7月に続き、記録的な猛暑の影響で来店客数が伸びた結果、飲料類の販売数量も増加。外食業界に強い追い風が吹いた。

 JFは8月の動向について、「記録的猛暑に加えお盆時期も週末と重なったため、7月からの好天と高温が業績面に寄与している」と分析。結果として売上高や来店客数が、ともに前年同月の水準を上回った。

 一方、客単価は1.9%減と15カ月連続で前年水準を下回り、7月の客単価(0.4%減)よりも悪化した。来店客が猛暑でのどが渇き、安価な飲料類を注文する傾向が強まったほか、「すき家」を展開するゼンショー吉野家といった牛丼大手各社が、牛丼を期間限定で安売り販売した影響などが出たとみられる。

 業態別では、日本マクドナルドに代表されるファストフードが全店売上高で3.6%増の3カ月連続プラスとし、高い伸びを示した。利用客数も同4.3%増だった。

 また、ソフトドリンクの注文が中心となる喫茶の全店売上高が2.1%増で2カ月連続プラス。利用客数は5.8%増で業態別でみると8月で最も高い伸び率を示した。

 全店売上高では、ファミリーレストランがほぼ横ばいで推移した。酒類の注文比率が多いとされるパブレストラン・居酒屋は1.2%減と苦戦した。このほか、ディナーレストランが2.5%減、宅配ピザなどを含むその他が5.1%減だった。
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