甲府鳥もつ煮:県内外にPRを B−1優勝、甲府で初の料理教室 /山梨

甲府市は24日、同市下今井町の南公民館で、B級ご当地グルメの祭典「B−1グランプリ」で優勝した「甲府鳥もつ煮」の料理教室を初めて開いた。市民が鳥もつ煮の魅力を再認識し、県内外の人に口コミで鳥もつ煮の良さをPRしてもらうことが目的だ。

 地元の主婦ら22人が参加。B−1グランプリ出展にも協力したそば店「川田奥藤第二分店」(甲府市川田町)の名取信造専務が講師役を務め、家庭用の簡易レシピを紹介した。

 名取さんは、主婦たちの質問に答え、「タレは多めに入れて」「鮮度の悪いモツの場合、塩水で洗って」「かたくり粉など余計なものは入れなくて大丈夫」などのこつを伝授。市内では、鳥もつ煮はそば店などの外食が一般的で、主婦たちからは「簡単にできるものなのね」など驚嘆の声が上がった。ただ、独特の照りを出すのは難しく、名取さんは「最後の火加減などは長年の経験が必要。簡単にできません」と苦笑していた。

 同市中町、主婦、神宮寺求子さん(66)は「家で作るのは無理だと思っていた。家に県外のお客さんが来たら、作って、鳥もつ煮の味を教えたい」と喜んだ。

 料理教室の前には、鳥もつ煮にまつわる知識も紹介された。同市職員の有志グループ「みなさまの縁をとりもつ隊」の山本和弘隊長が、鳥もつ煮の歴史や同隊の活動を紹介。鳥もつ煮PRのプロジェクトチーム委員長を務める宇野善昌副市長は、ブームに便乗して、質の劣る鳥もつ煮を提供する飲食店が増え、イメージ低下が懸念されることに触れ、「作り方を知った市民皆さんが店に行き、味の評価をすることが、鳥もつ煮の質の向上につながります」とあいさつした。【小林悠太】
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