<ツイッター販促>試食会招待、ポイント付与  地方にも浸透

毎日新聞 12月18日(土)16時15分配信
 ミニブログツイッター」を販売促進に活用する動きが地方にも浸透している。自社で設けたツイッターの閲覧登録者(フォロワー)を招いて試食会を開いたり、フォロワーの面白いつぶやきにカードのポイントを付与するなど、新しい情報交換手段の発信力に期待してさまざまな工夫を凝らしている。【桐山友一】

 「おいしそうなモッツァレラ(チーズ)」

 「ドンペリ優しい味です」

 14日夜、百貨店の岩田屋三越(福岡市)が岩田屋本店で開いたシャンパンの試飲会。会の進行とともに、参加者10人のつぶやきが次々と書き込まれた。参加者は岩田屋ツイッターをフォローしている女性を対象に募集し、抽選で選んだ。15日からのシャンパンの催事を前に、こうした女性たちの情報発信力を期待したのだった。

 ちょうど同じ時間帯、約200メートル離れた大型商業ビル「福岡パルコ」も、同じ趣向でクリスマスケーキの試食会を初めて開催。パルコのツイッターをチェックしていた岩田屋の試飲会の司会者が、パルコの試食会の進行を伝える一幕もあった。手軽にリアルタイムでやり取りができるのもツイッターの魅力の一つだ。

 インターネット利用動向の調査会社、ネットレイティングス(東京)によると、1カ月間のツイッター閲覧者数は今年3月に750万人を突破し、増え続けている。岩田屋の試飲会に参加した福岡県筑紫野市の会社員、原摩莉子さん(28)は一日20〜30回はつぶやく。「女性は口コミ情報がとても好き。ツイッターの情報は商品や店選びの参考になる」と話す。

 来年3月に新しいJR博多駅ビル(福岡市)へ出店する百貨店「博多阪急」は今月8日、売り場担当者によるツイッターを始めた。フォロワーの面白いつぶやきにはカードの1000ポイントを付与することを決めた。JR九州(同)も九州新幹線全線開業をPRするキャラクター「西郷どーん」のツイッターを9月から始め、沿線の観光情報などを提供して盛り上げている。

 福岡商工会議所のITインストラクター、窄頭(さこがしら)智範さんは「ツイッターは利用者の反応がすばやく返ってくる新たなコミュニケーションのツール(道具)。情報管理上の課題などはあるが、今後も販促活動に取り入れる動きは広がるだろう」と予測する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101218-00000014-maiall-bus_all

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