京のホテル、心くすぐる「女子会」を演出
京都新聞 12月18日(土)9時49分配信
今年の流行語大賞にも選ばれた「女子会」で女性客を取り込もうと、京都市内のホテルが「女子会プラン」に力を入れている。クリスマスや年末に向け、デザート食べ放題付きの食事や、部屋にケーキやカクテルを届け翌日の午後２時まで過ごせる宿泊プランなどで女心をくすぐる。比較的高かったホテル利用者の年齢層を若い世代にも広げたい考えだ。
新・都ホテル（南区）は「ガールズパーティー クリスマス女子会ステイ」を２５日まで販売する。夕食、朝食付きで、部屋にホテル製のクリスマスケーキ１ホールとカクテル（午後１１時以降はワインボトル１本）を届ける。４人１組で、ベッド４台を設置するファミリールームで泊まる。通常素泊まりは１人１万２７０５円だが、食事などをすべて含め１万５千円に設定した。
２４、２５日は予約が入り始めているという。「晩婚化が進み、クリスマスを友達と楽しく過ごす女性も増えている。ネットの検索でヒットするように女子会という言葉で打ち出した」（マーケティング部）とする。
ホテルグランヴィア京都（下京区）は、「ホテルが弱いＦ１層（２０〜３４歳の女性）を何とか取り込みたい」（運営戦略室）と、スカイラウンジでの２時間カクテル飲み放題をセットにした女性限定宿泊プランを来年３月末まで販売している。「ガールズトーク」を楽しんでもらう企画で、２人１室で１人１万２５００円から。女性５人以上で１人分の料金が無料になる女子会食事プランも１月末まで用意している（両プランとも２２〜２５日、３１日〜１月３日は除外日）。
５月からいち早く女子会プランを販売しているホテル日航プリンセス京都（下京区）は、１１月から新たなプランを提案している。館内のレストラン４店舗でそれぞれ昼食と夕食のコースを設け、「美肌づくりの強化メニュー」やデザートの取り放題など女性をつかむ工夫を凝らす。
３０日までで、「敷居の高いイメージを変え、気軽に利用してほしい」（宣伝企画部）としている。
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