お勧めの食を発信 五所川原市、携帯サイトを来月開設

青森県五所川原市は２月、地元食材や飲食店などを紹介する携帯サイトを開設する。東北新幹線全線開業で増加が見込まれる観光客にグルメ情報を発信してまち歩きを楽しんでもらうことで、地元産品の販売促進を狙う。市はサイトに参加する飲食店や生産者の会員を募集している。

　当面、飲食店、生産者合わせて１００人を集めることを目指す。会員になると、店舗紹介やブログ書き込みのほか、電子クーポンの発行や顧客へのメール配信ができる。携帯電話のＱＲコードを使ったスタンプラリーなども計画されている。
　会員は携帯サイトを利用することで、印刷物よりも経費が削減できるだけでなく、旬の食材やお勧め料理などを自らリアルタイムで発信できる。観光客にとっては、全国どこでからでもアクセスできる点が魅力だ。
　サイトでは、安全な食材提供もＰＲする。昨年１２月には、生産者や飲食店関係者ら約５０人が参加し、市内で地元食材の試食会を開催した。普段は顔を合わせることの少ない生産者と飲食店関係者が集まり、地元食材の魅力を再確認し、食の魅力発信を誓い合った。
　市内で郷土料理店を経営する柏崎てささん（５６）は「生産者の顔が見える食材を使い、サイトを通じてＰＲする。より安心安全な五所川原の旬の味を楽しんでほしい」と意気込んでいる。
　市商工観光課は「年間約２２万人の観光客に地元の食材や飲食店の魅力を携帯を使ってＰＲすることで、地域振興につなげていきたい」と話している。
2011年01月24日月曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110124t21007.htm

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