楽しむ九州直通…座席で焼酎、新幹線初の販売 生ビールも登場

2011.2.10 12:14
3月12日から直通運転を開始する山陽・九州新幹線「みずほ」「さくら」の車内で、JR西日本は新幹線では初めて、焼酎をワゴン販売することを決めた。また生ビールも販売するほか、「さくら」にちなみ、ピンクのスカーフを巻いた女性クルーを登場させ、九州の物産品も販売する予定だ。新大阪−鹿児島中央の所要時間は最速でも4時間近く。長旅で乗客を飽きさせないよう、JR西は車内販売にも力を入れる。

 ■選抜の女性販売員「さくらクルー」

 JR西などによると、「みずほ」「さくら」で販売される焼酎は、芋焼酎「さくらの風」(350ミリリットル入り、390円)。直通運転の開業に合わせ、鹿児島県霧島市の酒造メーカーが製造した。これまで、新幹線では焼酎が販売されることはなかったという。

 また生ビールも販売する。生ビールの販売には、食品衛生法に基づく飲食店営業の許可が必要で、食堂車があった時代には東海道新幹線などで販売したケースもあったが、現在の「のぞみ」や「ひかりレールスター」には食堂車がなく、洗浄設備もないため飲食店としての営業ができなかった。しかし、九州新幹線の新型車両にある車内販売準備室には洗浄や給湯の設備があり、生ビールのサーバーが使用可能になった。

 このほか、九州の自治体や観光協会と協力し、ワゴンで地元の特産品や工芸品も販売する予定。4月に熊本県の馬刺しや竹細工、5月には鹿児島県の焼酎を販売する“特産品フェア”を開催する方向で調整中だ。

 これらの商品を販売するのが、「さくらクルー」と呼ばれる女性販売員だ。山陽新幹線では現在、約300人のクルーが乗務。このうち、身だしなみや笑顔、お辞儀など、サービスに関する約80項目をクリアした約120人を選抜。開業後1カ月の期間限定で「みずほ」「さくら」の専属として、ピンクのスカーフを着用して乗務する。

 車内販売を担当する子会社の「ジェイアール西日本フードサービスネット」は「旅行やビジネスでの長旅を楽しんでもらえるよう、いろいろとアイデアを出していきたい」としている。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110210/biz11021012150029-n2.htm

【飲食店向けに特化した携帯メールフォローシステム「グルメール」】
http://grmail.info/
http://twitter.com/grmail1101

【顧客囲い込み、アフターフォロー、リピート率UP、マーケティングに関するニュース・情報】
http://www.active-link.jp/