空港内に映画館や温泉も 新千歳ターミナルビルが１５日にリニューアル

産経新聞 7月12日(火)22時39分配信

　増改築中の北海道の空の玄関口、新千歳空港（北海道千歳市）の国内線ターミナルビルが、１５日にリニューアルオープンする。１２日にはプレスプレビューが行われ、国内で初めてとなる空港内映画館や温泉施設のほか、北海道ならではの食のスポットや海の幸、山の幸が並ぶ多彩な店舗が報道陣に公開された。

　１５日に開業するのは、国内線ターミナルビルの増築部と連絡施設で、リニューアル第１期分となる。（１）利便性の向上（２）エンターテインメント空港（３）北海道ショールーム−の３つをキーコンセプトに、「空港で過ごす、空港で楽しむ、空港で何かを発見する、ことができる」（山本邦彦・北海道空港社長）という。

　国内では初となる空港内映画館の「じゃがポックルシアター」は３スクリーンを有し、３Ｄ（立体）映画にも対応。また、同じく日本初の空港内温泉施設「万葉の湯」は、大浴場や岩盤浴のほか宿泊設備も備えている。

　さらに、菓子メーカーのロイズのチョコレート製造過程が見学できる「ロイズチョコレートワールド」、ドイツ・シュタイフ社のぬいぐるみとふれあうミュージアム「シュタイフネイチャーワールド」、「ドラえもん」のキャラクターが案内する不思議な空間「ドラえもん　わくわくスカイパーク」など、エンターテインメント施設が盛りだくさんとなっている。

　このほか飲食店では、レトロな雰囲気の「市電通り食堂街」や、有名店が軒を連ねる「北海道ラーメン道場」などに、北海道ならではの味を提供する約４０店舗が出店。また物販店も、スイーツ、魚介類、農産物などの専門店が顔をそろえ、お土産品に目移りしそうなほど多種多彩な品ぞろえとなっている。

　山本社長は「利用者のみなさまにはより快適な空港を、地域のみなさまにはより楽しい空港を体験してもらえると思う」とアピールしていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110712-00000596-san-soci

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