高速道「止まる」楽しみ

広島県内SA・PA
 県内の高速道路で、ご当地グルメを味わえたり、地域色豊かな設備を楽しめたりするサービスエリア(SA)、パーキングエリア(PA)が増えている。管轄する西日本高速道路が力を入れており、民間活力を取り込んで整備。ETC(ノンストップ自動料金収受システム)搭載車の土日・祝日の通行料上限1000円が打ち切られるなど、利用者負担が増す中、行程や時間を調整してうまく利用すれば「お得感」を味わえそうだ。(岸本英樹)

 中国地方トップの売り上げを誇る山陽道・小谷SA(上り線、東広島市)。アンデルセン広島市)が運営するパン屋や飲食店、土産物店の複合施設が昨年1月に改装オープンし、スペイン直輸入の直径3メートルの石窯を設置、フラワーショップも開業して客足が伸びた。高速道路の利用者以外も歩いて入れる「ウェルカムゲート」を設け、近隣住民を呼び込んだのも売り上げ増につながっている。

 ご当地グルメでは、中国道・本郷PA上り線(安芸高田市)が、地元で「ワニ」と呼ばれるサメ肉を使った定食(880円)が人気。酢みそや梅肉をかけた湯引きとフライを味わえる。同・吉和SA上り線(廿日市市)は、地元の清流育ちのワサビを使った丼(680円)を提供する。

 個性的な設備も増えている。山陽道・福山SA上り線(福山市)は、初夏から秋にかけて80種類、約800本が咲くバラ園をPR。犬を走らせ運動させる「ドッグラン」も設け、愛犬家らに好評という。同・宮島SA上り線(廿日市市)では今秋、民間ホテル会社の木造2階建てホテル(14室)が出店する。

 西日本高速道路は「休憩地としてだけでなく、旅の目的地となるよう整備したい」としており、今後もSA、PAの魅力向上に取り組む考えだ。

(2011年8月11日 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20110810-OYT8T01098.htm

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