外食のホリイフード、東北・首都圏に出店攻勢 復興需要に的
2011/9/10 6:03
外食チェーンのホリイフードサービスは2013年3月期の新規出店を拡大する。首都圏のほか宮城県を中心とした東北でも復興需要などをにらんで店舗を増やす計画で、今期の2倍の15〜17店舗程度を出す。今期中には好調な低価格店舗への業態転換で既存店の強化も進める方針で、出店拡大と合わせて収益力と成長力を高めたい考えだ。
同社は今期、均一料金を導入した低価格の新業態「かどでや」など8店舗の新規出店を予定しているが、来期以降は2倍程度に増やす。来期は15〜17店舗程度を出すほか、それ以降も20店舗弱程度のペースで出店していく方針。
さらに「宮城県内の店舗などは復旧作業などに携わっている人たちの来店も多く好調が続いている」(飯田益弘社長)といい、これまで見合わせていた東北地方への出店も再開したい考えだ。
また16店舗を展開する「益益」について、フランチャイズ契約を結んでいたジー・テイストから事業を譲り受けることを決めた。「今後は好調な半数以外は別の業態に変更する」(同)。
今期中には全体の約3割にあたる30店舗程度をかどでやなどに業態転換する予定。家族層なども取り込める均一料金を設定した業態を拡大することで「(会社の)体質改善を進める」(同)という。
同社の11年3月期の売り上げは64億円で、震災の影響もあって前の期を3%下回った。
今期も6%減を予想しているが、東北や北関東での復旧要員の増加もあって、4〜6月期は前年同期を4%上回っている。
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