マルナカ:イオンの子会社に 中山社長「今よりプラス」 /香川

◇「店舗、従業員削減せず」
 大手スーパー、イオン(本社・千葉市)の子会社となることが決まったマルナカ(同・高松市)と山陽マルナカ(同・岡山市)の中山明憲社長(53)は5日、高松市内で開いた記者会見で、狙いについて、「イオンの力を導入した方が今よりプラスになる。厳しい市場の中で互いの強さを引き出したい」と強調した。一方で小売業が置かれた厳しい状況についても言及。子会社化が業界生き残りのための方策であることもにじませた。【浜名晋一、吉田卓矢、馬渕晶子】

 中山社長によると、マルナカとイオンは昨年8月、商品調達などでの協力を定めた業務提携を締結。子会社化については、昨年12月ごろから協議を始めたという。背景には「資本を含めた提携でなければ、メリットが出せない」とのマルナカ側の思惑があったという。

 中山社長はイオンの傘下に入った後も、マルナカ店舗の閉鎖や従業員の削減などは行わないと説明。マルナカ店舗の客にとっても、イオンのプライベートブランド商品を購入できたり、電子マネーを利用できる利点があると強調した。

 また、今後の検討課題として、物流の共通化を進める他、マルナカが得意分野とする生鮮食料品を中四国のイオン店舗に調達することなどを挙げた。

 マルナカが現在、「成長市場」として進めている関西への出店に対しては、「さらに出店できるチャンスが増える」と期待を示した。

 マルナカは四国4県などに138店舗を展開し、今年3月期の売り上げは2068億円。山陽マルナカ岡山県を中心に76店舗で、同期の売り上げは1257億円。

 ◇「それぞれ特徴残してほしい」
 一方、マルナカの客からは、驚きの声も上がった。

 マルナカ香西店(高松市香西本町)に買い物に来ていた同市香西東町の無職、信永憲治さん(62)、真弓さん(57)夫婦は「買う品物によって、使い分けているので、それぞれの特徴は残してほしい」。同市鬼無町の主婦、北谷登紀子さん(37)は「これによって、商品が安くなればいいが……」などと話していた。

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