サントリー、「伊右衛門」の抹茶量３倍に
2012/8/28 21:22
サントリー食品インターナショナルは28日、主力の茶飲料「伊右衛門」を刷新すると発表した。抹茶の量を現行の３倍にし、コクや風味を高めた新商品を10月２日に発売する。味の改良により、横ばいが続く茶飲料市場で競合メーカーの商品や流通大手のプライベートブランド（ＰＢ＝自主企画）商品に対抗する。
新商品は高級な抹茶の量を増やしたうえで、抹茶の原料であるてん茶を石臼でひくことで機械で粉砕するよりも香りを高めた。希望小売価格は現行と同じ500ミリリットルで税別140円。2012年は前年比６％増の5250万ケースの販売を目指す。伊右衛門の大幅刷新は04年の発売以来初めて。
国内の茶飲料市場は05年をピークに落ち込み、ここ数年は４千億円弱で推移している。最大手の伊藤園など競合メーカーに加え、流通大手も低価格のＰＢ商品で攻勢をかけており、中身の刷新が欠かせないと判断した。
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO45478390Y2A820C1TJ1000/
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