おうちで過ごす3連休のクリスマス 家族向けケーキ、パーティー用品好調

産経新聞 12月22日(土)15時13分配信

クリスマスを前にした、百貨店やスーパーなどのクリスマス商戦が大詰めを迎えている。今年はクリスマスイブが3連休と重なっていることもあり、自宅などでパーティーを計画する人も多いという。東日本大震災の影響もあって、昨年は自粛ムードもあったが、今年は商戦も好調。一方、大阪管区気象台によると、雪のなかイブを迎える“ホワイトクリスマス”も期待できるという。

 ◆今年も絆意識

 高島屋大阪店(大阪市中央区)では、軽食を盛り合わせたオードブルの予約が好調だった。昨年、初めてクリスマス用のオードブルをまとめた予約パンフレットを作製、今年は昨年の倍となる約30種類を掲載した。

 クラッカーやキャンドルなどパーティーグッズの売れ行きも上々で、広報担当の内藤明花(さやか)さん(33)は「震災以降、絆や集うことを意識する傾向は今年も続いている。クリスマスを家族や友人と過ごす人が多いようです」と話す。

 ケーキも、4〜5人分のファミリー向けのサイズが売れ筋。2万円のビッグサイズのケーキにも予約が入っているという。

 ◆売れ筋玩具は

 「イトーヨーカ堂」(本社・東京都千代田区)によると玩具では任天堂新型テレビゲーム機「Wii U」が人気。親から子供へのプレゼントというだけでなく、家族みんなでクリスマスを過ごそうと購入する家庭が目立つという。

 また、スマートフォンの普及を反映し、子供向けのスマートフォン型玩具も複数販売。女児向けが中心で、セガトイズの「ジュエルポッド」は、写真を撮ることもでき、入荷の度に完売が続いているという。

 一方、情報誌「関西ウォーカー」のムック本「関西冬ウォーカー」では、クリスマスのイルミネーションを特集。編集長の薮伸太郎さん(35)によると、「イルミネーションは関西各地で増えており、家族で楽しめる冬のイベントとして定着している。今年は3連休なので家族で出かける人も多いのではないか」と話していた。

 ◆イブは雪かも

 クリスマスイブの天気はどうだろうか。全国の“ホワイトクリスマス予報”を発表した気象情報会社「ウェザーニューズ」によると、23日以降、「クリスマス寒波」の影響で全国的に冷え込みが厳しい。24日夜から25日朝にかけて雪になる可能性が高い。大阪市など近畿の平地でも雪が舞う聖夜が期待できるという。

 大阪管区気象台によると、大阪市内でイブに雪が観測されたのは、昭和60年以降では平成17年のわずか1回だけ。今年、雪が降れば7年ぶりに雪の聖夜が期待される。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121222-00000127-san-soci