北海道、BSE全頭検査7月廃止 知事「対策、一定の理解」

2013/6/26 21:36

北海道が自主継続している国産牛へのBSE(牛海綿状脳症)の全頭検査について、高橋はるみ知事は26日の記者会見で、「(現在の)対策の有効性が一定の理解が得られている」などとして廃止する考えを正式表明した。7月1日から検査対象を月齢48カ月超の牛に限定するという。

 国内で過去11年以上、新たな感染牛が出ておらず、飼料規制や特定危険部位(SRM)の除去などの対策徹底で感染を防げると判断した。

 全頭検査を巡っては、自治体の足並みが廃止方針でそろわなければ風評被害などを招くとの懸念もあった。高橋知事は「ほとんどの自治体が廃止の方向で検討している」と話し、廃止しても大きな混乱は起きないとの認識を示した。

 道庁の諮問機関は4月、「全頭を対象とする必要性はない」と提言。道庁は5月23日に廃止方針を正式表明し、道内各地で住民説明会を開き、全頭検査の廃止に理解を求めていた。道庁によると、全頭検査の廃止で検査費用など4千万円が削減できるという。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFC26015_W3A620C1L41000/

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