<日本酒>昨年の輸出、過去最高 海外の日本食ブーム受け

毎日新聞 1月6日(木)10時22分配信
 海外の日本食ブームで日本酒の輸出が増加し、昨年は11月末時点で過去最高を記録した。財務省貿易統計によると、昨年1月から11月までの輸出量は1万2223キロリットルで、これまで最高だった08年の年間輸出量1万2151キロリットルを上回った。国内は日本酒離れが進み、蔵元は海外への販売拡大に活路を見いだす。業界団体「日本酒造組合中央会」(東京)は「日本酒の輸出はまだ伸びる」とみている。

 国税庁によると、日本酒の国内消費量の最新データは08年度で、63万キロリットル。89年度の134万キロリットルから半減した。一方、輸出は国内消費と比べるとまだ少ないが増加傾向。主要輸出先はアメリカ、韓国、台湾、香港、中国など。大阪国税局は05年度から7回、酒の輸出に関する蔵元向けセミナーを開催。日本酒造組合中央会も08年に「海外戦略委員会」を発足、海外見本市での利き酒などに取り組む。

 奈良県葛城市の蔵元「梅乃宿酒造」(吉田暁(あきら)社長)は3年ほど前から輸出に力を入れ始めた。吉田社長は昨年、アメリカや香港などに計16回、海外出張し、現地の飲食店向けの日本酒勉強会を開催。年間約2000万円だった海外売り上げは、ここ数年、増え続け、昨年は約1億2000万円に上った。

 純米大吟醸「葛城 梅乃宿」(720ミリリットル)は国内では5000円程度だが、ドバイの高級ホテルのレストランで1本17万円で販売されていたという。吉田社長は「日本酒は海外の酒店ではまだ商品棚の下の方にある。もっと認知されてワインの横に並べられるのが夢」と話した。

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