ゆるキャラ列伝:/3 ツイッターのつぶやきで情報発信 /鳥取

毎日新聞 1月5日(水)15時23分配信
 ◇“ゆる”くてもPRに効果
 県内各地のゆるキャラたちが、ネットの短文投稿サイト「ツイッター」の「つぶやき」をにぎやかにしている。いかにゆるくつぶやき、閲覧者の目を向けさせるか。投稿する自治体担当者は「ゆるさ」を求め、試行錯誤しながらしのぎを削っている。ゆるキャラたちは行政のお堅いイメージをゆるめ、住民との結びつきを深めるという重責も担いつつある。
 「ひゃっほう」「さっきからチラチラと…米子、初雪ですよー ゆるん」
 ご機嫌なゆるーいつぶやきで人気を集めているのは、米子市の「ヨネギーズ」の「ネギ太」。09年秋にツイッターを始め、フォロワーと呼ばれる閲覧登録者は7000人を超えた。
 ネギ太のつぶやきは米子のPRにとどまらない。つぶやきのやりとりがきっかけになって、米子の白ネギ農家と東京都内の飲食店の商談を成立させた。ヨネギーズのタオルや文房具などグッズ製造の端緒にもなり、生活雑貨店大手の東急ハンズでの販売も取り付けた。
 「実は当初はツイッターには否定的だったんです」。ネギ太としてつぶやく市企画課の実繁浩一さん(44)は振り返る。「あかの他人のひとりごとを読むなんて……」と思っていたという。あるキャラクターのつぶやきを見てひらめいた。「うちのネギ太が情報発信に使える。米子のPRのため、面白いツールになる」と思った。フォロワーには丹念に返信しながら、コミュニケーションの和を広げてきた。
 ネギ太の活躍を横目に、県内では昨年、次々と自治体や団体のゆるキャラがつぶやき始めた。県は昨年、「トリピー」をはじめ、観光地紹介のため誕生させた「鳥取えま」、「全国豊かな海づくり大会」のマスコット「ととリン」など4体のツイッターを開始。担当者は「行政のお知らせばかりだと堅くなる。無駄なことばかりをグズグズつぶやいていてもダメ。バランスを考えてつぶやいている」。
 鳥取市と東部4町のPRを担う「イナバーズ」も昨年10月にツイッターを始めた。担当者は「個展の情報など細かい情報も即時的につぶやきで伝えられる」と利点を挙げる。
 鳥取砂丘で毎年行われる「ゆるキャラカップ」で昨年、実行委員長を務めた塚田武志さん(52)は、「ツイッターゆるキャラに人格を持たせることで活用の幅が広がる」と期待を込める。一方で「きちんと人格形成をしないと、自治体、団体の変な代弁者になってしまう」とも指摘している。【宇多川はるか】

1月5日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110105-00000256-mailo-l31

飲食店向けに特化した携帯メールフォローシステム「グルメール」月々3,150円
http://grmail.info/

【顧客囲い込み、アフターフォロー、リピート率UP、マーケティングに関するニュース・情報】
http://www.active-link.jp/